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2016/12/18

2016・12・18 ホクロとかけてヘミングウェイと解く篇

Photo宮沢りえちゃんのホクロ

 
 
 
 
 
54りえちゃん15歳のころ
 
パソコンのCMキャラクターになってもらった
 
 
 
 
 
 隠宅に蟄居しているふうてんは今年もテレビを通じて世の中を見ていた。
1952年に始まった日本のテレビ放送は今のインターネット時代に終わりつつある。
とも言われる。
しかしそう単純なものではないように思う。
テレビ放送とインターネットとは性格の違うメディアであって共存していくのではないかと思う。

 テレビでよく観るのはニュースと自然ものと映画と良質のドラマである。
若いころ(ハイビジョンは老人福祉になりそうな)と考えていた。
その通りだったと老人になって実感している。
地上波デジタル放送が開始されたころソニーのテレビ、ブラビア40インチを買った。
ハードディスクとブルーレイのドライブが内蔵されている。
自然ものやらドラマやらずいぶん録画してブルーレイのお皿にダビングした。
ソニーのβから始まって、Hi-8などのビデオ・テープ。
そして今はブルーレイの光のお皿。
自然もの、映画、ドラマが新しいメディアでまた山のように溜まりつつある。

 この間ドラマを観ていて、オヤッ?と思った。
別嬪さんのホクロはどうして色っぽいのだろう?と思った。
別嬪さんは顔が美しい。
ホクロは(美しさ)の要素の一つなのだろうか?
美しい、というのとは別のものがあるような気がした。
美しいというよりも(色っぽい)と感じた。
美しさと色っぽさとは何が違うのだろう?

 これは何だったっけ・・・え~と・・・。
と考えるうちに、ヘミングウェイの文体論にあったことを思い出した。
オーディブル(聴こえるように)、ビジィブル(見えるように)、タンジブル(触れるように)
この三つを文章だけで表現すべし。
それが20歳過ぎのヘミングウェイが自己の文体に課した掟だった。

 ふうてんなどはパソコンでAV(オーディオ・ビジュアル)の世界を伝える仕事をしてきた。
それをやるチャンスがあって、ある程度やって、まあこの辺でいいかなと思っていた。
次は何だろう?とも考えていた。
そんな時にヘミングウェイの文体論を知った。
考えていなかった要素があった。
それはタンジブル(触れるように)というものだった。

 別嬪さんのホクロ。
これって(見た目の美しさ)と関係あるのだろうか?
黒い点のようなものはむしろ美しさを邪魔しているのではなかろうか。
しかし何故か惹きつけられるものがある。
 
・・・
 それは(触ってみたい)と思わせる要素ではないかと思った。
美しさは観るだけで十分のはず。

 若いころ(ふうてんさんはどのような女性がお好みですか?)などとよく聴かれた。
(そうですねぇ、3つほどあります)
(それは?)
(一つは小柄でないといけません)
(一つはやはり色白がよろしいなあ)
(まだあるんですか?)
(一つはできればホクロの1つもあること、となりますか)
 
などと応えていた。

 この三つ目の(できればホクロの1つもあること)が何故だか分からなかった。
それが(色っぽさ)に通じるということを70歳になって初めて知った。

 2016年の今年は世界中であまり愉快なニュースはなかった。
この(ホクロの発見)はふうてんにとって数少ない嬉しい話であった。
小柄で色白でホクロの1つもあること。
ご婦人方にとってはずいぶん失礼な言い方やもしれませぬ。

 30年近く前にパソコンのCMキャラクターになってもらった宮沢りえちゃん。
その後いろいろあって、今も活躍している。
(できればホクロの1つもあること)
ウン、間違っていなかったなあなどと勝手に彼女の活躍に拍手している。

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