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2008年11月に作成された記事

2008・11・30 コナラが紅葉した篇

コナラKonara

 今週は雨と晴れが交互に訪れた。

この数か月、人と約束して外で会うときに雨が降ることが多い。

こういうことは偶然なのだけど、あまりに続くのでおかしくなる。

今週、人と会った二度の飲み会もその通り雨だった。

 一つは八王子での(八王子エコ・サミット)。

二人の先輩と、ときどき会って、エコを語り、環境を語る会である。

お二人とも(食)という観点から今の日本を嘆いている。

北海道出身、新潟出身ということもあって、ともかく(魚)にはうるさい。

新鮮なサンマなどはともかく塩焼きに限る、と二人しておっしゃる。

近くのスーパーで買ったサンマを煙の出ない料理でお茶を濁しているコチラはタジタジタジとなる。

この日は夕刻から雨になり、カサを持たないふうてんはコンビニでビニール傘を調達した。

最近、65センチのビニール傘がコンビニで売られるようになった。

ビニール傘ではあるけれど実用上は申し分ないのが有り難い。

 一つは六本木ワインガーデンでの昔の(戦友)との久しぶりの会談。

この人はふうてんの退役記念のときに(ラウンド・ミッドナイト)をトランペットで吹いてくれた仁である。

プロのトランペッターになるのを断念してソフト開発を仕事とした。

この日も、マニュアルの入稿日だったかして、1時間半遅れてワインガーデンに登場した。

ほぼ同世代だから還暦を過ぎているのではないだろうか?

まだプログラミングしたソフトを商品化する仕事をしている。

立派なものである。

 この日は(雨)という天気予報だったので傘を持って、ネクタイ・コート・手袋の完全武装で六本木におもむいた。

途中で電話がありトランペッターが少し遅れるのは分かっていた。

ワインガーデンでいつものソムリエくん、タッキーこと牛若丸を見ると少しほっそりしている。

(少し痩せたような)

(分かりますか?)

(もうちょっとフックラしていたよねえ、どうしたの?)

(男の三人兄弟なんですけど、一番下が肥りましてねえ)

(ハイ、一番下が太った、ファットになった、それで?)

(これはいけないと思ったんです)

・・・・

(けど何やねえ、弟が太ったからダイエットを始めた・・・初めて聴いたわ)

(まあ、一番上の兄貴としての責任いいますか)

(責任?どうもロジックは分からんけど、半年で何キロ減らしたの?)

(6キロです)

(そりゃあすごい、その体格だと6キロ減は大変でしょう、方法は?)

(ともかく夜は炭水化物を食べません)

・・・・

 ソムリエくんの説では、炭水化物で太るタイプと、アルコールで太るタイプ、二つあるらしい。

同じカロリーなのにねえ、どうして違うのかしら?

などと、時間潰しにソムリエくんやマスターとの会話に耽る。

 ビールを飲み、マスターお勧めのナパ・バレーのカベルネ・ソービニオンを半分くらい飲んだとき、トランペッターが登場した。

時候の挨拶をする時間もなく本題にはいって、いろいろ話したような気はする。

しかし、いかんせん、1時間半の時差は大きく、ソムリエくんが勧めてくれたグラッパをおかわりするころには、少しモ~ロ~となってきたようだった。

 ワインガーデンで食事をしている間に雨が降り、出るときにはもうやんでいた。 

持って行った傘は結局一度も開くことなく、我が家の傘立てに納まっている。

(ふうてんアーカイブス)

2008 晩秋 隠宅のコナラ

晴れの日のコナラ 

Konara_1

 

 

 

 

 

 

 

 

その2Konara_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

その3Konara_3  

 

 

 

 

 

 

 

 

その4Konara_4  

 

 

 

 

 

 

 

 

コナラの落ち葉Ochiba  

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2008・11・23 大相撲11月場所も終わって篇

大学のもみじMomiji

 今年は本当に寒い。

昨日も今日も朝から快晴。

もう、通りや、森の木々は色づいているだろうなあ。

ここは一つカメラを下げて取材に出かけなくちゃ。

と思いつつ、まずは朝のビール。

ふっと窓の外の遠くの高い木を見やると、梢が揺れている。

風が強いのだ。

 この気温で、風が強い。

う~ん、風が強いと体感温度が5℃は低い、う~ん。

と、出かけるのを諦めて、フトンにもぐって温まって(源氏物語)を読む。

読む本があることに感謝しつつ、フトンにくるまれた暖かさを感謝しつつ、

(しかし、お前さんも歳とったなあ)

と、ため息が出る。

 大相撲の11月場所が終わった。

白鵬が優勝決定戦の末、優勝を決め、安馬が13勝2敗で大関昇進を決めた。

日本人力士の期待の星、稀勢の里も久しぶりに快調だった。

この三人のファンであるふうてんにとっては楽しい11月場所となった。

いつも書くけど、白鵬や安馬の相撲は日本の力士よりよほど(大相撲)らしい。

 二人に共通しているのは立ち会いから勝負を決めるまでの(流れ)を感じさせてくれることである。

立ち会いの(ぶつかり方)があり、途中の(やったとった)があり、勝機を感じたときの(決め方)がある。

この二人の相撲を見ていると、常にこの三つのことを頭で考えてとっているように見える。

安馬の方は何しろ幕内最軽量というくらい小さいので、鋭い矢のような立ち会いで相手をのけぞらせる、のが今の武器で、あまり余裕はない。

その点、白鵬は体もいいし、どんな局面になっても余裕を感じさせる。

そしてモンゴル人独特の感覚だなあと思うのは、勝機のとらえ方にある。

(やったとった)の中で徐々に有利な態勢を作り、(ここぞ)というときに一気に勝負に出る。

 昨日は千秋楽前の飲み会をラガーマンと谷保の(きょうや)でやった。

ラガーマンは引っ越しを済ませたばかりで(体のあちこちが痛い)という。

引っ越しといっても2キロほどの距離なので(飲み会)が続くことは有り難い。

 

(どうですか新居は?広すぎて勝手が違うでしょう?)

(いえ、ダンボールの山ですから・・・でも歩く距離が長くて用が足しにくい)

(狭い方が便利ちゅうことはありますよね、奈良ホテルのシングルの部屋思い出します)

(ガスとかファイバーとかテレビのアンテナとか、以前とは様子が違いましてねえ)

(インフラちゅうやつですなあ)

・・・・

 やがて、白子、鮟肝、などの冬の味覚が出てくる。

メニューに(自家製 カラスミ大根おろし)とある。

冗談の積りで(カラスミ、お家で作るんですかぁ?)と聴いた。

大根おろしを添えるので(自家製)とあると思ったのだった。

(ハイ、裏で干すんです)とのお応え。

 メニューに(しめサバの燻製)というのもあった。

(燻製なんですかぁ?珍しいなあ、どこで燻します)

(今からあそこで)

 この(きょうや)というのは全く不思議なこだわりの店である。

カラスミはまだ若かったけれどおいしかった。

しめサバの燻製も悪くなかった。

忘年会を一つ予約してラガーマンと店を出た。

白子、鮟肝・・・京都三条小橋上がるの(めなみ)を思い出していた。

(ふうてんアーカイブス)

2008 国立の秋 その2

図書館のトンネルToshokan  

 

 

 

 

 

 

 

 

さくら通りSakura_11  

Sakura_12  

 

 

 

 

 

 

 

歩道Hodo  

 

 

 

 

 

 

 

 

大学の森Mori_11  

Mori_12  

 

 

 

 

 

 

 

その2Mori_21  

Mori_22  

 

 

 

 

 

 

 

その3Mori_31  

Mori_32  

 

 

 

 

 

 

 

大学通りDaigakudori

 

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2008・11・16 源氏物語を読み始めた篇

コナラのドングリDonguri  

 秋も深まった、というより急に冬のような気温が続く。

先週までは紅葉をためらっていた木々が大急ぎで黄色くなり始めた。

この一週間は(地球温暖化)を忘れるくらい寒かった。

 火曜日に所用でお茶の水へ行った。

(山の上ホテル)のフロント・ロビーで待ち合わせたので早い目に行って聴くと、ロビー・ラウンジは禁煙になったという。

この間まではタバコが飲めたのに・・・。

しようがないので友人を(ミロンガ)へ案内する。

ここだっていつもの、元からの、スピーカの前の席は禁煙になっている。

増設されたスペースが喫煙席になっていて、辛うじて、存在出来る。

勘定のとき(あなたの生れてないころからこの店はあってね、昔は良かったのよ)と、つい、イヤミを言ってしまった。

 友人を迎える前に時間があったので(三省堂書店)に寄った。

文庫本は二階だという案内を見てエスカレータで上がる。

中公文庫のコーナーでオャッ?と一冊の本に目がとまった。

(光る源氏の物語 上巻 大野晋、丸谷才一共著)である。

これの下巻はずいぶん前に買っていて、上巻を探していたのだけど国立と立川の本屋さんでは見つからなかったのだった。

 谷崎潤一郎訳の源氏物語を読み始めて二週間ほどになる。

寝る前に(ナイトキャップ)として読んでいるので今第1巻の中ほどである。

5巻ものなので10分の1読んだばかり。

それで源氏物語がああだこうだは言えない。

一つだけ思うのは、やはり谷崎源氏にして良かったというのはある。

谷崎潤一郎の文体、文脈のようなのがこの源氏物語訳にも現われていて、読んでいて違和感がない。

 源氏物語はやはり難しい。

谷崎も(まえがき)のようなところで、難しさへの注意書きのようなことを書いている。

一つは、昔の歌や詩にもとづいた表現が多用されていること。

そのオリジナルの歌や詩の背景などが分からないとなかなか真意はくみ取れない。

一つは、登場人物の名前が語られていないこと。

光源氏にしたところが本名は示されていない。

そのとき、そのときの(住んでいるところ)とか(ついている官職)とかで表される。

住むところや、官職は時間とともに往々にして変わる。

本名をハッキリと書かないのは(一種の奥ゆかしさだと思う)と谷崎は断っている。

奥ゆかしいままの表現で、これだけの登場人物、これだけの時間経過のドラマを紫式部は書き切った。

あだやおろそかに気楽に読み始める気はしなかった。

 そういう意味で、やっと読む気になったきっかけは今年が1000年記念だということかも知れない。

天皇に差し出したのが1000年前の11月ころだったとNHKの(その時)という番組で知った。

やはり NHKのテレビ番組で瀬戸内寂聴さんが(源氏物語は非常に重層的な表現が多い)と語っていたのも読む気を刺激してくれた。

 きっかけはそういうことだと思う。

ただ本当に読んでみたいなと思わせてくれたのは大野晋さんだった。

去年の白川静さんの後を追うように大野さんは今年なくなった。

白川さんから(漢字の国字化)を学び、大野さんから(発音としての日本語)を学んだような気がする。

平仮名を日本人が発明して、それを極限まで表現手段として使った紫式部の作品はいつか読まないといけないと思っていた。

 言葉というのは生活と密着している。

だから当時どういう生活をしてしいたか、それぞれの人の状況はどういうものであったか、が分からないと、いくら字面だけ現代語に訳しても理解は難しい。

そういう意味で大野晋さんの源氏物語に関する著作物は有り難い。

(紫式部日記)と(源氏物語)との因果関係などに関する洞察は極めて鋭いとふうてんは思う。

国文学者はどういうか知らないけれど、普通に考えて納得がいくのである。

 それにしても、1000年前にああいう世界が日本にはあった。

それを物語として、構想力をもって描いた女の作家がいた。

その後のどの作家も、男を含めて、超えられない小説を書いた人がいた。

そう考えるとタジタジタジ、ただ茫然となるばかりである。

明日からもうちょっと女人を大切にしないと・・・。

(ふうてんアーカイブス)

2008 秋その1 国立

ドングリがパシーンッと落ちるVeranda_donguri  

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナミズキとドングリHana  

Donguri2  

 

 

 

 

 

 

 

大学の森Mori_11  

Mori_12  

 

 

 

 

 

 

 

その2Mori_21  

Mori_22  

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2008・11・9 天下市も終わって篇

天下市Yomise_3

 秋のお祭り(天下市 てんかいち)が終わった。

国立のヘソである大学通りが歩行者天国になり、露店が並ぶ。

大学の構内では学生たちの模擬店が所狭しと並び、野外の演奏会などが催される。

通りも構内も人、人、人で歩くこともままならない。

 国立では(天下市)が終わると、あとはお正月を待つばかり。

山口瞳さんは、国立は4月から10月は天国、11月から3月は地獄と言った。

木々が緑に輝き、花々が咲き乱れる季節は終わった。

 先週、長く親しんできた歌手やニュース・キャスターの訃報を聴く。

フランク永井さんはロータス・セブンの日本でのユーザ第1号だった。

筑紫哲也さんは朝日ジャーナルで番を張り、テレビでいい味を出してくれた。

二人とも一世を風靡した人たちだった。

70歳を少し過ぎた年齢。

ずっと年上の人という印象で来たのだけれど、ほんの10歳ほどしか違わないことに愕然となる。

 アメリカではオバマが大統領になった。

こちらは若く、まだ47歳。

43歳で大統領になったケネディとよく比較される。

 ケネディは(Together)と言った。

オバマは(Change)と言った。

ケネディのバヤイは就任演説が有名になり、レコード化され、(Together, let us begin!!)という歌まで作られた。

(ケネディの就任演説もLet us beginの歌もユーチューブで見ることができる)

 日本語で言うと、ケネディは(国家があなたに何をしてくれるかよりも、あなたが国家のために何が出来るかを考えて欲しい、一緒にやろうよ)と言った。

そして(アポロ計画)をぶち上げて、結局彼の死後5~6年でアメリカは月まで行っちゃった。

それから40年もたつけれど、どの国もまだ月へ遊びに行ってはいない。

 ケネディもオバマもまことに(抽象的)なキャッチ・コピーで民衆の心をつかんだ。

これが(政治家)の本来のあり方ではないか、と、ふうてんは思う。

(Together.Let us begin.)

(Change.Yes,we can.)

大統領は上位概念としてのビジョンを示せばいいと思う。

こう並べて書いてみると英語という言語は抽象表現に合っている、という気もする。

日本語だとなかなかこうはいかない。

 金融破綻、株の大暴落で世界中が経済危機に陥っている。

20世紀までに溜まりたまったものが今噴出してきた、というようにふうてんには思える。

ヨーロッパ、アメリカの次は中国だという話題でふうてん達の世代は育った。

その次がインドでその次がアフリカだろう、という風に。

 そして今は。

アラブも含めて、経済の動きは完全にワールドワイドになった。

一国だけ、何故か豊かでおっとりと過ごせる、という時代ではなくなったようだ。

日本も否応なく捲き込まれる。

極東の小さな島国がどう生きていくのか?

 再来年のNHK大河ドラマは(龍馬伝)だという。

(福山雅治)という名前も知らない人が龍馬役をやるらしい。

今39歳なので再来年は40歳を超えている。

31歳で暗殺された龍馬よりだいぶん歳をとっている。

しかし写真を見ると若げな一の線の男前のようである。

ウン、これならいけるかもしれない、とふうてんは楽しくなった。

 難しい時代、やはり30歳代、40歳代の男の出番だとふうてんは思う。

(ふうてんアーカイブス)

2008 国立 天下市

大学通りは歩行者天国Tori_1  

Tori_2  

 

 

 

 

 

 

 

綿菓子Wata_1  

Wata_2  

 

 

 

 

 

 

 

夜店Yomise  

Yomise_2_2  

 

 

 

 

 

 

 

囃しHayashi_1 

Hayashi_12  

 

 

 

 

 

 

 

その2Hayashi_2  

Hayashi_22  

 

 

 

 

 

 

 

その3Hayashi_3  

Hayashi_32  

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2008・11・2 秋らしくなった篇

墨の女流展Onna

 読書の秋、芸術の秋、枯れ葉の秋になった。

この間まで(ドライ)にしていたエアコンを(暖房)にする日も近い。

もう木枯らし1号(?)が吹いたともきく。

 気温が急に下がってきたので紅葉の具合はどうだろうか?とチャリで近くの通りを流す。

大学通りも桜通りも、いつもは結構きれいに紅葉する(桜)が今年は様子が違う。

どうも今年は遅くまで葉が緑で、紅葉する前に落葉している気配がある。

桜並木がいつものように、黄色く、赤く紅葉してくれないのは寂しい。

(カキが出始めたよ)

と料理人から聴いて、さっそく宮城産の(生食用)を買ってきた。

ダイコンおろしで洗って、水気を切って、カタクリ粉をまぶして、オリーブオイルで炒める。

醬油を一振りかけて(池波正太郎流に言うと(回しかけて))食する。

ああこの苦みだ、と、また冬の季節が訪れた事を実感する。

ついでに料理人が買っていたカブを、ヘタを落として、縦に8等分して味噌汁に入れる。

この季節、カブもやたらと旨い。

 国立では天下市という秋の市民祭りが始まった。

ピークは文化の日の明日(11月3日)で大学通りが歩行者天国になる。

今日は女房と国立駅近くで開かれている(女流展 墨は活きている)を見てきた。

国立在住の仏師(関頑亭)さん企画の(女ばかりの墨の展覧会)である。

 墨を使った書と絵の展覧会だった。

みなさん、達者なものなので驚く。

山口夫人や岩橋女史も出品されていた。

 帰りに書簡集へ寄った。

(みなさん芸達者ですねえ)

と言ったら、マスターに、

(ふうてんさんも何か芸を磨かなくっちゃあ)

と言われた。

(確かにその通りや、な~んもしてへん。アカンなあ。)

と肩を落として家路についた。

(ふうてんアーカイブス)

2008 秋 国立 墨の女流展

墨は活きているJroryuten_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

関頑亭師Gantei  

 

 

 

 

 

 

 

山口夫人Fujin_1_2

Fujin_2_2  

 

 

 

 

 

 

 

岩橋女史Jyoshi_1_3  

 

 

 

 

 

 

 

 

二人Futari_3  

 

 

 

 

 

 

 

 

Yakushiji_3  

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