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2008年5月に作成された記事

2008/05/25

2008・5・25 日光・月光菩薩像を見た篇

薬師寺展Yakushijiチラシ 

 このところ何週間も土日は曇りか雨である。

金曜日の夜から降り始め土曜日は終日降り続いた。

この分だと梅雨も近いのではないかと思わされる。

 

 日曜日の午後になって雨が一休みし道路が乾いたので夕刻ロシナンテで一回りする。

昨日は雨で煙っていた深緑のトンネルが今日は遠くまでクッキリと見えた。

 

 今週は薬師寺展の日光・月光菩薩像を見た。

それを少し報告しておきたい。

日光・月光菩薩像

 木曜日に神楽坂の山田塾へ行った。

ちょっと足を伸ばして前回は渋谷のルノアール展だったけど今回は上野へ向かった。

薬師寺展は平日というのに(70分待ち)だった。

山田塾に間に合うかどうかギリギリなので少し迷った。

 列に並んでいると後のご婦人二人がまことに賑やかにオシャベリになる。

(こんなに長い列に並ぶのミロのビーナス以来だわ、まだ若かったころ)

・・・・

(京都で見ました、若いころ)と言おうかと思ったけれど、このオシャベリに付き合わされると際限がないなあと黙って聴いていた。

 

 結局は70分ではなく40分で入場できた。

(多い目に言っておいて案外早い方がクレームが来なくていいのよね)

相変わらず、後のご婦人たちは、どうでもよい話を大きな声で続けていた。

 薬師寺展ということでいろんな展示物が並んでいた。

他のものには目もくれず日光・月光菩薩像へ向かう。

中二階のような順路の左下の空間に二つの像が見えてくる。

まずは中二階から両方の像を正面上方の角度で右、左、また右と見比べる。

二つの像は左右対象の形でありポーズであって区別がつかない。

(う~ん、テレビで見たのとは違うなあ、どっちが男やら女やら・・・)

 中二階からぐるりと左回りして下へ降りる。

ガラスも何も遮るもののない形で見ることができるように工夫されていた。

前から見て横から見て後から見て。

人間の2倍以上の高さがあり予想以上に巨大であった。

顔、肩、背、腰、胸、腹、腕。

しげしげと見比べてなんとか(日光が男、月光が女)のきざしを確かめようとする。

アクセサリーや裳に違いがあるのではないか、と疑ってみたりする。

・・・

分からない。

 もう一度中二階に戻って見比べる。

下へ降りて前から横から後から、しげしげと見比べる。

やがてボンヤリとかすかな違いを感じてくる。

何となく肩の線が違う。

何となく腕の逞しさが違う。

何となく体の厚みが違う。

(う~ん、はかられたなあ)

と古代の匠たちのワザに完敗だった。

やはりあの時代の匠たちのワザは尋常ではないと思った。

 肉体と精神のバランス・・・そんなことを考えながら会場をでた。

豊かな造形美に触れ、こちらの心も豊かなものに満たされた。

上野駅に向かう。

途中に(国立西洋美術館)があり、入り口の庭にロダンのブロンズ像がいくつも置かれている。

日光・月光を見た後ではロダンには悪いけどそれらが何だか珍妙なものに見えた。

 6月14日からコロー展が開かれるようで大きなカンバンが立てられていた。

帰ってグーグルに聴くとかなりのコロー展のようであった。

最近油絵の道具を買ったというラガーマンに教えてあげなくっちゃ。

(ふうてんアーカイブス)

2008 5月 東京国立博物館 薬師寺展 日光・月光菩薩像

会場は70分待ち

その2

日光・月光Nikko_gekko  

 

 

 

 

 

 

 

 

日光?Nikko  

 

 

 

 

 

 

 

 

月光?Gekko 

 

 

 

 

 

 

 

Hito_1  

 

 

 

 

 

 

 

 

人、人Hito_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

コロー展予告Corot  

 

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2008/05/18

2008・5・18  漱石も食べたという空也もなかとは?篇

高尾山のロープウェイTakao 

 天気がいいとか悪いとか。

ほかに関心のない老人の繰り言かもしれない。

それにしても今年の4月、5月の天気は芳しくなかった。

今日もそうだったけれど、いつもどんよりしているのですね。

 今日は5時に目が覚めた。

ん?朝の5時?妙に明るいなあ。

隣に嫁さんがいない。

ふ~ん、珍しいなあ、朝早くからチャリでどこぞへ出かけるとはなあ。

と、ビールを飲みはじめた。

 テレビでは大相撲をやっている。

ふんふん、昨日の番付ね、といろいろ取り組みを楽しんでいるとき、トントンとノックの音が聴こえた。

(旦那さん、今日は繁ずしの日よねえ)

と女房の声がする。

(繁ずし?確かにそうだけれど朝の5時に??)

(旦那さん、言いたかないけどもう夕方よ)

(夕方?朝方じゃないの?)

 やっと事態を認識したふうてんは起き出してチャリで繁寿司へ向かった。

どうして朝のはずなのに夕方になっちゃったのだろう?

夕べは余程、どこぞで飲んだのだろうか?

帰って飲み直して寝たのが3時か4時だった。

・・・・

(ボケが始まったのかしら?)と女房はかなり心配になったらしい。

 繁寿司には山口夫人と新婚さん夫妻がいた。

昨日、六本木で飲んだ友だちから(これ繁さんへ)と貰った(空也もなか)を持って行っていた。

(空也もなか?)

と山口夫人がまず声を出された。

(これって大変でしょう、いろんな人が記念に作ってもらったりするお菓子だから、予約しないと無理なのよねえ)

(ハアそうですか、何だか銀座の老舗のお菓子屋さんだとか)

・・・・

(これ、包みが一つなので繁さんかなあ)

(いえ味が分かっている山口夫人でしょう)

・・・・

結局、繁さんと山口夫人とで分けることに話が決まったようだった。

小さな箱の中に小さな小さな最中が2列に並んでいた。

これなら分けるのに苦労はいらない。

その友人からは、これは漱石も小説に書いている(もなか)なんですよ、と聴いた。

ひぇ~、そうなの、と帰ってからグーグルに聴くと(我が輩は猫)でこの(空也もなか)は書かれているという。

 東京の下町生まれの山口夫人がすぐに反応した(もなか)である。

友人から戴いたもう一つの包みは家にある。

どういう味なのか、ひょっとしたら漱石も味わった味なのかもしれない。

あまり日持ちはしないお菓子らしいので明日あたり斎戒沐浴して食べてみようかしら、と甘いものの苦手なふうてはいつまでも迷うのである。

 今週は(漱石は最後にマルチカメラを使った篇)にしようと思っていた。

カメラワークを追求するうち最後の(明暗)まで来て、そのカメラワークに驚き、その嬉しさを書こうと思っていた。

 しかし漱石も食べたに違いない銀座の(空也もなか)が登場して、漱石のカメラワークについては来週にしたくなった。

(明暗)も(空也もなか)も映像はないので今回は過日訪問した高尾山のケーブルカーを紹介しておくことで勘弁していただこう。

 

ふうてんアーカイブス) 

2008 4月 高尾山 ロープウェイ

ロープウェイ・スタート

ロープで引っ張られてRope_11  

 

 

 

 

 

 

 

 

急な坂道をRope_12  

 

 

 

 

 

 

 

 

高尾山は花の宝庫

トンネルを出るとRope_21  

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは花園だったRope_22  

 

 

 

 

 

 

 

 

登りのすれ違い

向こうから降りてきたのはRope_31  

 

 

 

 

 

 

 

 

弁慶号?Rope_32  

 

 

 

 

 

 

 

 

ダウン・ヒル 31度の下り

えらい急ねえRope_41  

 

 

 

 

 

 

 

 

ひぇ~っ?31度??Rope_42  

 

 

 

 

 

 

 

 

花と新芽

新緑と花の名残を上からRope_51  

 

 

 

 

 

 

 

 

向こうから何か来てるRope_52  

 

 

 

 

 

 

 

 

下りのすれ違い

近づいてきたRope_61_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色いねRope_62

 

 

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2008/05/12

2008・5・11 新緑から深緑へ篇

雨垂れ     Amadare  

 相変わらず天気がさえない。
雨と曇りの日が続く。
昨日の土曜日も朝から雨だった。
(嫁さん、また雨やね、このまんま梅雨にはいるんやろか?)
なんてセリフが出た。

 昼過ぎにチャリで国立駅に向かう。

国立劇場で竹本住大夫を聴く日だった。

(くにたち)と(こくりつ)。

日本語はややこしい。

 駅でラガーマンと落ち合い、中央線で国立劇場へ向かった。

土曜日なので休日ダイヤ、快速でも特快なみに速い。

50分くらいで国立劇場にたどり着き早速一服する。

この日、風と雨が強く、喫煙場所でタバコに火をつけるのに苦労した。

(やっぱり内堀通りはいいですねえ、向こうが皇居なので緑ばかり)

そんな話をしている間にも次々と見物客がタクシーから降りてくる。

雨風で気の毒な風景ではある。

(しかしなんですなあ、サイト・シーイングやないから雨風関係ないのよね)

(文楽聴くんが目的やから天気は関係ない、と)

(開高健はやっぱりアウト・ドア派やろね、ジッポーやと風でも火がつけるとかいうとった)

(アウト・ドア派はいつも天気が気になるンやろねえ)

(僕も気になる方なのよ)

(ああ、ラガーマンやもんえね、僕なんかも運動せえへんけど天気や気温が気になる方でね)

(百姓でもしとったんちゃう?)

・・・・

やがて近松門左衛門作(心中宵庚申)の開演のブザーが鳴った。

 この演目は彼の晩年の作らしい。

夫婦の心中ものとかでテーマとしては珍しい。

席は16列22、23番で後から4列目、やや右寄りだった。

国立劇場小劇場はゆるやかなカーブが付いていて全体が見渡せる。

人形は遠くて小さく小さくなるけれど、竹本住大夫と野澤錦糸はハッキリと見える位置だった。

 ちょうど1時間で出だしの(上田村の段)は終わった。

(一服するヒマありますかねえ)

(それより国立へ帰りまひょか、一番ええもん聴いて長居は無用でっせ)

(ならそうしまひょか)

 国立へ舞い戻ったころは天気予報通り冷えてきた。

いつもの(さくら)でアレコレ話に耽った。

ラガーマンと話し始めるとアレやらコレやら時空を超えた話題になる。

(文字の起源は税金取り立ての為だったの知ってます?)

(パリは真ん中にセーヌが流れていて東西に森があり南北に山があるんですよ)

(風水てヨーロッパにもあるんやねえ京都も川や山や・・・)

(漱石のカメラワークやけど明暗になると変わってくるのよねえ)

・・・・

 勘定を済ませて外へ出るとまだ雨は降り続いていた。

 

(ふうてんアーカイブス)

 

2008 5月 国立の新緑 深緑?

桜通りSakura  

 

 

 

 

枇杷Biwa  

 

 

 

 

Ame_1  

 

 

 

 

その2Ame_2  

 

 

 

 

バラBara_1  

 

 

 

 

その2Bara_2  

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2008/05/04

2008・5・4 5月連休の締めは繁寿司だった篇

ピンクのハナミズキHanamizuki_1  

 5月の連休、今年は1日も快晴というスッキリとした晴れの日はなかった。 

 

 連休何日目だったか女房とこんな会話を交わした。

(嫁さん、何だか晴れているのか曇っているのかハッキリせんなあ)

(そうねえ、雨が降ることはあまりないけど)

(五月晴れいうのはスッキリとした青空のはずやったのになあ)

(ダンナさん前に言ってたじゃない、珍しいから五月晴れと名付けた、と)

 女房に投げた球が返ってきた。

 今日も夕刻ロシナンテを一走りさせる。

桜通りの緑のトンネルを往復する。

途中にあるシェルのガソリン・スタンドをチラッと横目で見ると客はいなかった。

ガソリン税を下げたり上げたりしている影響なのだろうか。

 チャリに乗り換えて繁寿司へ向かった。

山口夫人と、我々夫婦、そしてあと常連の二組の夫婦が揃った。

常連の一組はどうも(新婚さん)のようであった。

といっても何年も前からの常連さん夫妻である。

 アレコレ話すうちに、山口夫人が(これ見せて上げようと持ってきたのよ)と2枚の写真を見せてくれる。

1枚は鎌倉アカデミア時代の校長先生と山口瞳さんのお父さんの写真。

当時瞳さんのお父さんは鎌倉アカデミアの(後援会長)のような立場でいろんな寄付を集めておられたらしい。

1枚は山口夫人とお母様の写真。

国立へ引っ越して数年後の二人の写真だった。

 この2枚の写真は最近どっか片づけていたら小さな小さな写真が出てきたので、近くの谷保の写真屋さんで引き伸ばしてもらったものだという。

2枚ともかなりクリアで当時の雰囲気、登場人物たちの人となりがハッキリと伝わってくる。

女房がそれを見るうち思わず言った。

(やっぱり写真はモノクロがいいですねえ)

 夫婦ものばかりだったので、結婚して何年になりますかねえ、という話題になった。

(新婚さん)たちはまだ結婚して一桁、つまり数年であるらしい。

二組目は20数年で銀婚式クラス。

繁さんが、僕たちは33年目ですと言った。

むむむむ?

(嫁さん、僕たちは何年目?)

・・・・

女房が指で数えてこう言った。

(38年目です)

・・・・

どうも今日の繁寿司での客三組と繁さん夫婦の中では我々が最長不倒距離であるらしい。

もちろん大先輩山口夫妻の記録はまだ超えられていない。

 山口夫人をお送りして、女房は西友で買い物、ふうてんは書簡集でウィスキーとモカマタリ。

このようにして今年の(5月ゴールデンウィーク)は暮れていった。

 

(ふうてんアーカイブス)

2008 5月連休 国立の新緑

桜通り 

Sakura


 

 

 

 

 

 

 大学通りDaigaku  

 

 

 

 

 

 

 

 ハナミズキHanamizuki_2_2  

 

 

 

 

 

 

 

 大学の森Mori_1  

 

 

 

 

 

 

 

 その2Mori_2  

 

 

 

 

 

 

 

 その3Mori_3  

 

 

 

 

 

 

 

 その4Mori_4

 

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