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2008/01/21

2008・1・20 小正月も明けて篇

谷保天神どんと焼きDontoyaki_1  

Dontoyaki_2Dontoyaki_3_2   

 

 

 

 

  

 元旦、七草がゆ、成人の日。

正月から一週間ごとにいろいろと続く。

1月15日を小正月ということを今年初めて意識した。

新年会、出初式、などなど今年も気分一新がんばろう、と行事がつづく。

1月14日には谷保天神のどんと焼きも近くの公園で行われた。

カメラマン助手がその様子を写してきた。

 一年のいろんな行事を考えるとき、やはり日本は旧暦なのですね。

正月の挨拶に(初春)なんて云われてもピンと来ない。

今の一月は冬至が過ぎたばかりの冬まっさかり一番寒い季節でおます。

旧暦に戻すと行事と季節感がピッタリくるだろうなあと思う。

 寒いときに、その寒さをうっちゃるために人はいろんな工夫をしてきた。

たとえば家の中で、こたつにはいってミカンを食べる、なんてのがある。

こたつであったまって、ノドが乾くからミカンの水気と甘味が何とも言えない。

ふうてんなども子供の頃はその通りに過ごしてきた。

 こたつというのはタタミの部屋だからこそ使える暖房具なのですね。

タタミの部屋が一つもない今の家ではそういう楽しみは求めようがない。

エアコンと称される電気を使った道具にピッとリモコンでスイッチを入れる。

片仮名ばかりの世界。

その非日本的な部屋でユカタとちゃんちゃんこを着て生活している一人の老人。

まことにチャンプルーな世界。

人様にお見せするわけにはいきませぬねえ。

 今回は正月明けをふうてん老人はどのようにしのいでいるか。

その一端を書いてみたい。

冬の楽しみ

 寒い季節にしか食べられないものがある。

一つは牡蛎、一つは芹、一つは蕗の薹。

これらは春、夏、秋には食べることができない。

 たとえばカキというのがある。

今年は夏があまりに暑かったせいか、大きなカキが多い。

近くのスーパーやデパ地下で(生食用)のカキが出回るようになったのは何年くらい前からだったろう。

残念ながら牡蠣殻(かきがら)まではついていない。

つまりむき身のカキではある。

しかし、酢ガキにしても結構おいしいのですね。

 酢ガキばかりでも飽きてくる。

カキフライにするのも手間がかかる。

何かいい手はないかしら?

 2~3年前、一つの方法を思いついた。

カキを水洗いし、ダイコンおろしで洗い、一個一個そのダイコンおろしを洗い流す・・・冬の水は冷たく指先がしびれてくる。

 

 フライパンを煙が出るまで熱しておく。

洗ったカキを小麦粉あるいは片栗粉でくるむ。

熱したフライパンにオリーブ・オイルをドボドボドボと注ぐ。

粉にくるまれたカキたちを放り込む。

油が飛び散らないようフタをする。

 

 20秒ほど待ってカキたちを裏返す。

10秒待って、できあがり。

フライパンの中身を皿に移す。

醤油を軽くまわしかける。

 11月から2月にかけて、一週間に一回か二回、これを繰り返す。

カキ独特の風味、あの独特の苦み。

今年は何故か(播磨灘産)のカキも出回っていた。

まるい形で味もいいのだけど(苦み)が足りない。

やはり三陸海岸、宮城県産のカキには及ばない。

北の冷たい海で育たないと、この(苦み)はできないのかもしれない。

播磨灘・・・瀬戸内海はカキにとってはやさし過ぎるような気がする。

国立技工さん、お久しぶり

 このところロシナンテは快調に走っている。

一週間に一回、半径2Kmほどのところしか走っていないのだけど、この寒い季節、ロシナンテには別の大きな役割がある。

野良のシロとクロが二人で抱き合うように眠るのである。

おかしなことに二つある席のうちの(運転席)の方で寝ている。

 先日、快調なロシナンテのエンジン・ルームの中から聴こえてくる音が少し大きくなったのに気づいた。

一種の(うなり音)で正常な音ではない。

ボンネットを開けて音を聴くと、ダイナモ(発電機)の当たりから聴こえてくる。

そういえば以前国立技工さんにウォーター・ポンプが少し唸っていますね、と云われたなあ、と思い出した。

ダイナモとウォーター・ポンプはベルトでつながっている。

 それで久しぶりに、半年以上ぶりに国立技工さんを訪ねた。

行ってみるとこの寒風の中、兄弟はいつものようにつなぎを着て仕事をしていた。

お兄さんは1950年製のベンツの下にもぐっていた。

隣に1967年製のジャガーもあった。

弟くん聴診器を持ち出してきた。

医者が心臓や肺の音を聴く(聴診器)である。

(う~ん、ダイナモかなあ、ウォーター・ポンプかなあ?)

どうもよく分からない。

お兄さんにも聴いてもらった。

結論は、

(ハッキリ分かるくらい悪くなるまで乗るしかないですね)

というものだった。

 酷なようだけど、ロシナンテに言いきかせて、一鞭くれて寒風の中家路を急いだ。

(ふうてんアーカイブス)

2008 小正月のころ 国立技工

ベンツとジャガーとBenz_1  

 

 

 

 

 

 

 

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国立技工さん兄弟Brothers_1  

 

 

 

 

 

 

 

 

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1960年代の日本の車たちBluebird  

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

ほかもさん

 朝日新聞の山口瞳さんの記事は夕べ繁寿司でも話題になりました。
夫人によると成人式のころは(新成人)に向けて、4月に(新入社員)に向けて、サントリーが朝日新聞で宣伝をしていたのです。
(諸君、人生大変なんだ)というような調子でね。
山口さんが書くと、説教調ではなく、何となく楽しい、というところが受けたようです。
 以前の日記でも報告しましたが、山口さんが亡くなって、谷保天神の梅林の中に文学碑ができました。

 国立は一橋大学の林と谷保天神と大学通りと桜通りのほかは、これといったものはありません。
昭和初年にできた比較的新しい町ですが、古いものと新しいもの、年寄りと若いの、お金持ちとお金持ちでないの、いろんなものがチャンプルーに程よく混在した町であります。
多摩ニュータウンに8年住んだ後、こういう自然発生的な町に住みたいと移ってきました。

 この間谷保天神を訪ねたとき、(・・大学、合格祈願)という絵馬が沢山奉納されていました。
カメラを向けたのですが、署名入りで捧げられている真剣さに、録画スイッチを押すのは憚られました。

投稿: ふうてん | 2008/01/21 19:25

(谷保天神)

 成人式の頃でしたか、朝日新聞で山口瞳さんの特集がありました。山口瞳さんは、毎年サントリーの広告に新成人へのメッセージを載せておられたとか。その山口瞳さんのお気に入りの場所が(谷保天神)だとも何かで知りました。

 国立というところは、大学通りなんかを見ると、きちんと整備され、都会然としているのですが、谷保天神などを見ると、昔ながらの伝統も守り続けている、一種チャンプルーな街だとも言うことができますね。街が主に似てくるのか、そういう街だからこそ、チャンプルーな主が集まってくるのか、どちらにせよ、素敵な街なんだなぁと思いました。

投稿: ほかも | 2008/01/21 16:39

Muさん

 ずいぶん牡蠣の料理に詳しいですねえ。
先生、結構グルメなんですなあ。
殻つきのカキは数年前挑戦したことがあります。
どうしても開け方が分からず、Muさんが書かれている通り、最後にはプライアーやらニッパーやらカナヅチまで持ち出してえらい騒ぎでした。
挙げ句にどうなったのか・・・食べ方も味もトンと覚えておりませぬ。

 日本では殻つき牡蠣が手に入りにくいと壇一雄や開高健が嘆いていましたね。
開高健にそそのかされてニューヨークのグランドセントラル駅(?)のオイスター・バーでいろんな種類の牡蠣やハマグリを試しました。
牡蠣にあんなに種類があるとは知りませんでした。
アチラでは貝は殻つき生食当たり前、という風でしたな。

 先斗町の(ハロー・ドリー)のそばに貝の専門店?
そうだ 京都、行こう。
と叫びだしそうになりますねえ。

投稿: ふうてん | 2008/01/21 10:39

JOさん

 しばらくは関東に落ち着かれますか?
東奔西走とはJOさんのためにある言葉のようです。
ところで関が原に雪がない??
珍しいですねえ。

 以前新幹線で関西から帰るとき、関が原のところで、天皇さん京都帰ったらどやろなあ、という話がでましたね。
しばらくの間、還都論に熱中していた時期がありました。
JOさん確か、明治維新のとき遷都宣言してへんからまだ御幸中とちゃうか?という風なことを・・・。

 関が原を越えて東西を行き来すると、二つの文化圏に分かれていることをいつも実感させられますね。

投稿: ふうてん | 2008/01/21 10:17

楕円さん

 貴兄も牡蠣はお好きでしたね。
道頓堀の牡蠣舟の話はなんかで読んだようなテレビで見たような・・・。
大阪の風物詩だったのでしょうね。
舟でゆらゆら、牡蠣でほろ酔い。
昔の、水の都大阪は良かったのでしょうねえ。

 土手焼きというのは試みたことがありません。
味噌鍋は時々やりますが、牡蠣を小麦粉でくるむところがミソなのですね。
どうもそれで味が逃げないようです。
当方がオリーブ・オイルで炒めるときの方法もそれの応用編であります。

投稿: ふうてん | 2008/01/21 09:29

1.牡蠣話
 海の幸で、牡蠣とかクモコとか、このての酒飲みの肴はMuも、ふるいつきたくなるほど大好物です。
 スガキが常道でしょうし、ふうてんさんの手法もよいですが、まるで餃子みたいやけどね。

1.1 カキのキムチ
 これはすごいです。どっかで料理本さがして、ぜひお試しください。
1.2 殻つきカキ
 これは当然、一個に付きレモン半分ほど絞りかけてちゅるちゅるとのどを通らせますね。絶品。
 ただし、先が曲がったラジオペンチとか、手頃なニッパーがないと、殻を開けるのに怪我します。料理用のすかしたカキ扱い器具は、なまっちょろくて役に立ちませんね。工具レベルでないと。
 殻付きは、ふうてんさん、やっぱり探すべきです。料理の素材は、店を見つけたときに始まりますな。築地でも早朝から、寿司屋さんにつれられて、行ったらどうですか? 仕込みが大切。
1.3 単純な食べ方
 鉄板焼きを、おろしポン酢でいただきます。
 カキのしゃぶしゃぶも、数秒、さっとあげて、おろしポン酢で。

2.余話
 小林秀雄のおじさんだったか、出石の人で、カキたべて無くなったんで、評論家小林秀雄はそれ以来、生涯カキを口にしなかったそうです。
 私の同僚も、カキたべると100%あたるひとがいます。
 私は、もともと頑強じゃないけど、好きなものだと、こなしてしまうようですね。ほかの、アンキモなんかだと100%おなかをこわすのに、カキだけは、いままで大丈夫でした。

 覚えてらっしゃるかな? 先斗町のライブ喫茶店の近所に、貝専門の店がありましたな。一度、行きたいですよ。

2.さて、国立技巧。
 もう、カキ疲れたので、やめますが、知れば知るほど国立技巧って、すごい名医なんですね。

再見

投稿: mu | 2008/01/21 08:03

御無沙汰です

 昨日、京都から義母の満中陰法要を済ませて横浜に帰りました。幸いに暖かい日が続いたので、幸いでしたね。

今年は関ヶ原に雪が無いのが不思議でした。暖冬なんでしょうかね。この季節は何時も関ヶ原は雪で徐行するのが常のようだったと思うのですがね。

 牡蠣が美味しい季節ですかね、我が家でも時折鍋に入れて食べます。美味しいですよね。遺跡の発掘で縄文時代の貝塚を掘ると牡蠣が仰山でてくるそうで、グルメな縄文人の生活が判るそうですよ。

投稿: jo | 2008/01/21 07:40


 生牡蛎でちょっと一杯もう一杯

 たまりませんなぁ、この時期の生牡蛎は。大の大の大好物です。生牡蛎以外の食べ方の一つに鍋がありますね。大阪では土手焼き、あるいは土手鍋といったかな、土鍋のふちに味噌をたっぷりと塗って土手のようにし、牡蛎と焼き豆腐と野菜を適当に入れる鍋料理があります。川の汚染がまだひどくなかったころには、道頓堀川には土手焼きを食べさせてくれる牡蛎舟が何艘も出ていたそうです。青い灯、赤い灯に浮かぶ牡蛎舟は、まさに大阪の冬そのものだったのでしょう。そこに小雪が舞ったりしたら、いっそう土手焼きの味がしみますね。

 初雪や夜明けを待たず姿消し

 先日、東京にも初雪が降りましたが。平年より二週間遅れだそうですが、このところ厳しい寒さが続く。天気予報では深夜から今朝にかけて雪が降るそうです。多摩では5cmの積雪と予測されている。天気図の等圧線の縦縞が、冬将軍の笑い声の音波のように見えます。今週いっぱい、この寒さが続くそうでいすが、寒さを楽しんだほうがよさそうです。

 縦縞に冬将軍の高笑い

投稿: 楕円 | 2008/01/21 01:37

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