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2006/12/11

2006.12.10 ゆく秋を惜しむ篇

カモと落ち葉Kamo_4

 12月にはいってボヤボヤしているともうすぐ大晦日だ、ということに気づかされる。

毎日のように出向いている桜通りや大学通りの桜はすっかり落葉し、イチョウだけがせめてもの、最後の抵抗を続けている。

それも大晦日当たりまでの話なのだろうか。

 山口瞳さんが、国立の11月から3月は地獄、4月から10月は天国、と書いていた。

もう12月だから、3月までは地獄の季節ということになる。

木々が葉を落とし、カラッ風が吹き、通りには骨だけ残った木々が寒そうに立っている。

山口瞳さんは、天国だけではなく地獄も味わったお方ではないだろうか。

(地獄の季節もいいんだよ)と聴こえてくるような気がする。

四季の会(四騎の会)秋冬篇をやった

 季節の移り目に集まろうよ、ということで始めたこの会の2回目を府中でやった。

前回は9月末ころだったのでまだ暑い感じだった。

今はコートが必要な寒さになっている。

季節の変化と共に、みんなの仕事にも変化があるに違いない、と府中へ急いだ。

 四騎(よんき)のメンバー構成は、

退役軍人一人

退役前軍人一人

もうちょっと戦争やる軍人一人

まだ戦いの真っ最中の軍人一人

である。

60歳から45歳。

 いつものように一軒目はJR南武線、府中本町駅からもほど近い居酒屋だった。

退役前軍人から12月8日はボーナス・フライデーですね、と脅された。

さぞ街は賑わうでしょうね、と言われて、そうだ予約しておかなくっちゃと電話した。

この四季の会の幹事役はふうてんが勤めていて、日にちの案内やら飲む場所の確保やらは幹事の責任なのである。

(4人、12月8日6時半頃、よろしい?)

(いいですよ、お待ちしています)

(一つだけリクエストが・・・例のクリーム・コロッケできます?)

(できますよ)

(取っておいてくれます?)

(一人一個づつ、ね)

何しろこの店のクリーム・コロッケは旨いのである。

昼間のランチタイムに売り切れることが多いらしい。

駅で待ち合わせ、店へ行って、生ビールとクリーム・コロッケで(四季の会)を始めたのだった。

 二軒目は大國魂神社のケヤキ並木そばにあるカウンター・バーと決まっている。

ウィスキーのストレートとホット・コーヒーを4人に、と頼む。

店の方針ではボトル・キープは3か月ですという。

ウン、それなら大丈夫だ、何しろ四季に一回は来るのだから。

行ってみるとまだ封を切っていないボトルが出てきた。

前回最後に注文だけして飲まないで帰ったらしい。

酒に弱くはない4人がボトル一本空けるのは・・・そんなに難しい問題ではないらしい。

 この店で、この数年我々に付き合ってくれたおねえさんが、今年で辞めますという。

新宿へ行ってみようと思います、という。

ふ~ん、新宿ですか。

悪くないじゃないの、府中の田舎より、でも歌舞伎町は怖いよねえ。

おねえさんは口をモグモグしていた。

この人は我々と気が合って楽しかった。

お別れですねえ、ということでみんなで乾杯し、握手をした。

 季節はめぐる。

人の生活もめぐっていく。

春夏秋冬、季節の移り目に会って、酒を飲んで、来し方行く末を語り合う。

次は3月やなあ、とそれぞれの帰路に着いた。

(ふうてんアーカイブス)

2006 晩秋 国立のカモたち

大学の池にカモが

Kamo_1  

 

 

 

 

 

落ち葉とカモたち

Kamo_2  

 

 

 

 

 

 

カモの鳴き声

Kamo_5  

 

 

 

 

 

 

毛づくろいもしなくっちゃ 

Kamo_6_1  

 

 

 

もうクリスマス?

Chrismas  

 

 

 

 

 

 

イチョウとサクラ

Icho_2

 

 

 

 

 

 

 

黄金の絨毯

Icho_3  

 

 

 

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コメント

ほ・カモさん

 そうなんです、国立にも多摩川以外にカモがいたのです。
一橋大学の池にいたのですね。
もう20年くらいチラチラと大学構内を散歩しているのに知りませんでした。

 Muさんへのコメント返しにも書きましたが当方は人間が好きなのでしょうね。
生きとしいけるもの、生きているものが好きなのではないかと思います。

 それとおっしゃるように付き合いが長いですね。
シャツやら上着やらも本当に気に入ったものしか着ないので当然古くなります。
数日前も長年着たシャツの両そでのヒジが抜けましてね。
また女房にツギを当てて貰おうかなあ、などと考えています。
今日日、シャツにツギを当てて着る人はまずおりますまいね。

投稿: ふうてん | 2006/12/11 20:29

 おっ!
(国立にも仲間がいる。)と思った”ほ・カモ”でした(笑)。

 「四騎の会」の(秋の会)ですね。いいですね。こういうお仲間がいらっしゃって、うらやましいです。

 ふうてんさんのお話を伺っていると、人でも物でも、気に入ったものを、とことん大切になさいますね。
『ふうてん老人日記』の登場人物は、みなさんとても魅力ある方々ばかりです。それは、ふうてんさんの(人間好き)からきているのかしら・・と思いました。

投稿: ほかも | 2006/12/11 16:40

JOさん

 鉄人宗像もアスリート足立も天才牛若丸も熟年やら中年やらになりました。
コチラがもう還暦老人なのだから当たり前ではありますが。

 20年以上も同じ職場でやってきたので、退役したから会えないというのも寂しくて、四季の会という口実を作ったのでした。
山口瞳さんに(酒飲みの自己弁護)という本があります。
さしずめ四季の会は(季節の移り目だから飲もうよ)となりましょうか。

 ハノイでは(今日は暑いから一杯やろうよ)なのでしょうね。

投稿: ふうてん | 2006/12/11 10:47

Muさん

 機械相手の仕事だったからでしょうか。
なんて格好つけようとしても無理ですね。
要は一人では耐えられない(寂しがり屋)なのでしょう。
子供のころ、学校から帰ると、あれがあったこれがあったと、おふくろにまとわりついていたようです。

 学生時代も、何もなかったけど、友だち付き合いだけは恵まれていたなあ、と卒業のころ考えたのを覚えています。
会社に就職してからも同じでしたね。
国立の地元でも同じようなパターンです。
当方にとっては世の中で人間が一番魅力的なのでしょうね。

投稿: ふうてん | 2006/12/11 10:30

懐かしいメンバーとの宴会

 鉄人おじさんももう役職離任の年齢なんやね?昔は一緒によくアメリカに行きました。懐かしい思い出ばかりが、残っています。

牛若君は新百合時代にお世話になりましたね。皆さん、まだまだ若いからこれからも頑張って欲しいです。

投稿: jo | 2006/12/11 09:19

梅翁は比較的付き合いがよいひとなのじゃなかろうか、とふと思いました。
60~40代の男達といまだに話すことがあるというのも不思議。
……。
ただ。
話と、酒と、定番巡礼と。
こういう組み合わせが人生を豊かにするわけですね。
私は、日曜も祝日もこもって読書しています。なんとなくヒトと話す時間がないです。
そんな想いがした今朝の、御記事でした。

投稿: Mu | 2006/12/11 07:29

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