2012・5・20 愉快な仲間たち篇

新芽は深い緑になった
大学通り      さくら通り

Daigaku

Sakura


 昨日の土曜日は珍しく穏やかな一日だった。
異常気象というのはこの頃珍しくないのだけれど、今年も異常な天候が続く。
特に老齢にこたえるのは気温の変化が激しいことである。
この間など都内では30分の間に気温が10度下がったことがあった。
毎日のように(温度試験)を受けているようでパソコンの温度試験のことを思い出さされる。
(北洋の船で使うのだけど、-20℃でも動作は大丈夫ですか?)
なんて聴かれたことがある。

 昨日の土曜日は珍しく晴れで風がなくまことに穏やかだった。
関東では晴れの日はたいてい風が強い。
風が強いと何となくザワザワと心が落ち着かないのはふうてんだけだろうか。
夕刻、チャリで谷保のモツ焼き屋(志ん宇 しんう)へ向かった。
大相撲5月場所篇で愉快な仲間たちに会うために。
風がなくて晴れた夕暮れチャリで流すのはまことに平和な気分にさせてくれる。

 向かいながら3、4日前にテレビで観た(テキサスの5人の仲間)という映画のことを思い出していた。
ヘンリー・フォンダとジョアン・ウッドワードが夫婦役を演じ、テキサスのとある田舎町で行われているポーカー・ゲーム大会(?)に巻き込まれる。
年に一回、ポーカー仲間5人が集まって大勝負をする。
あるホテルの酒場の隣の部屋で行われるので、酒場は大賑わい、大騒ぎとなる。

 そのホテルに泊まるために寄ったヘンリー・フォンダ夫婦は小さな坊やとの三人家族である。
全財産4000ドルを持って、やり直すために新しい土地へ行こうとしている。
旅の途中でたまたまそのホテルに泊まることになった、という設定。
ところが、問題が一つあった。
ヘンリー・フォンダ演じる実直そうなこの家族の亭主が大のポーカー気違い。
・・・・

 結局、騙し騙されの結果、ポーカー・ゲームの最後の大勝負が終わり、ヘンリー・フォンダの一家はポーカーに勝って、無事町を発つ。
ジョアン・ウッドワート扮する奥さんがけなげに亭主を助けたという美談を残して。
そしてカメラはその後の情景を写す。
ポーカーの五人の仲間のその後。
ヘンリー・フォンダ一家のその後。
実は一家とは名ばかりで医者と銀行の頭取とを合わせた、こちらも五人の仲間。
この五人の仲間がグルになってポーカーの五人組から巻き上げるという一巻のお粗末。

 果たして、やはり大相撲5月場所篇での愉快な仲間たちとの会話でもこの映画の話題が出た。
ブンシュンのトヨダさん、ラガーマン、ベースボールマガジンのムラちゃん。
みんな映画をよく観ている。
野球のこと、大相撲のこと、文学のこと、日本の古典芸能のこと。
話し始めるとキリがない。
年に何回かこの愉快な仲間たちが集まって酒を飲みながら話に耽る。
テキサスの五人の仲間たちが年に一回のポーカー・ゲームを楽しむように。

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